口の長さは日本一!?サルシアクラゲの特徴と魅力について

こんにちは(*^_^*)

クラゲ屋店長の、「クラゲ博士」です(:ミ

更新が不定期で申し訳ありません(-_-;)

今日紹介するクラゲはこちら!!

1サルシアクラゲ(Sarsia tubulosa)です。

Class:ヒドロ虫綱

Order:ヒドロ虫目

Family:タマウミヒドラ科

Genus:サルシアウミヒドラ属

このクラゲは3~6月の春の海で多く見る事が出来るクラゲです。その為、春の堤防に行くと波によって集められた大量のサルシアクラゲを見る事が出来ます。餌は主に動物プランクトンを食し、過去の研究ではカイアシ類の出現状況との相関性も報告されています(引用元:Food intake and growth of Sarsia tubulosa (SARS, 1835), with quantitative estimates of predation on copepod populations)。

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※補足事項

カイアシ類:世界中の海に分布する動物プランクトンの一種。多くの海洋生物の餌になっている事から「海の米」とも言われている。
 

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このクラゲの特徴は何と言ってもこの部分!!

←大きく傘からはみ出したこの部分。

実はこの部分、このクラゲの口や胃等が集まった器官なのです。

つまりこのクラゲは胃や口が常に外に飛び出した状態で泳いでいる事になります。

 

珍妙すぎます・・・。

どんな進化をしたらこんな情けない姿になるのだ・・・。

 

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ちなみに小さいころからその片鱗はあり、既に口辺は長いです(笑)

なお飼育は比較的簡単で、アルテミアによる長期飼育が可能です。

捕まえた際には飼育してみては如何でしょうか?

 

 

また次の投稿でお会いしましょう(*^_^*)♪

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