春夏の海には要注意!!アカクラゲの特徴と魅力について

皆さんこんにちは(^^♪
最近はやっと少しずつ暖かさが戻ってきましたね♪
本日はアカクラゲ(Chrysaora pacificaについての紹介です。

アカクラゲClass:鉢虫綱

 

Order:旗口クラゲ目

 

Family: オキクラゲ科

 

 

クラゲと言ったらミズクラゲ!!
と私は考えているのですが、そこでアカクラゲ!!
と答える人がいても可笑しくない位、日本では有名なクラゲです。

大きさは傘のサイズだけでも30cmを超え、傘から触手の端までの長さは
1mを超える個体も存在する大型の種類であり、
関東以南では4~5月に、東北地方では7~9月にかけて出現します。

アカクラゲ2

形態的な特徴はなんと言っても、
傘の赤い縞模様!!

まるで可愛らしい傘の模様の様で、
思わず触りたくなってしまいますよね♪

しかし!!
たとえ岸に打ち上がっていたとしても絶対に触ってはいけません。

このクラゲ、猛毒です…。

 

 

 

アカクラゲが属する旗口クラゲですが、
世界中に仲間が生息しておりどの種も中々の猛毒持ちである事が知られております。
その為世界中でその刺傷被害が報告されており、
ある年のブラジルでは1日に2500人以上の人々が、
刺傷被害の症状を訴えてきた例も報告されていますMarques et al. (2014)

旗口クラゲ目の一種 Chrysaora lactea にブラジルで刺された人 Antonio et al., 2014

また場合によっては酷く腫れ上がってしまう例も報告されています(alexa et al., 2004)。

alexa et al., 2004此方は13才のサーファーが旗口クラゲ目の一種である Chrysaora fuscescens 
に刺された時の腕の状態。非常に痛々しいですね…。

アカクラゲ 淡路島日本においても多くの刺傷被害が報告されており、
過去には福井県・徳島県・淡路島等で
大量発生した例が報告されています。

海で遊ぶ際には絶対に注意しなくてはいけない
クラゲの代表例と言っても過言では無いでしょう。

引用元:淡路島の生き物たちブログ

※何故触って痛いクラゲと痛くないクラゲがいるのか?
これが知りたい方は此方の記事をcheck!!

※クラゲの大量発生の謎が知りたい方は此方の記事をcheck!!

また本種は古くから猛毒持ちであったことが知られていたようで、
かの有名な真田幸村が大阪夏の陣にて武器として利用し、
また忍者が相手への目つぶしの為に使用したなど、古くよりその存在は知られていたようです。

戦国BASARA個人的にはそんなセコイ手を使わずに、戦国BA〇ARAみたいに戦って欲しかった…笑

また乾燥した本種が鼻に入るとクシャミを誘発する事から、
別名を「ハクションクラゲ」とも言います。
にしても乾燥したその粉末には刺胞細胞が沢山含まれているでしょう。
顔にかけられたりした暁には、くしゃみ処では済まされない気が…。

さて猛毒クラゲとして名を馳せている本種ですが、
大型の見た目と、優雅に泳ぐ姿から水族館では大人気のクラゲ!!
今ではどの水族館に行っても近縁種の1種類は確認出来る位の人気者ですね♪

自然下で泳ぐ姿も本当に優雅ですよね♪

因みに本種の飼育は比較的容易で、
大きな水槽・餌となるシラスorクラゲがいればどんどん大きくなる為、
クラゲ飼育を始めたい方にはオススメかもしれません♪

今年からクラゲを飼育してみたいと考えているそこの貴方!!
家で猛毒クラゲを飼育してみませんか( *´艸`)?

それではまた次の投稿でお会いしましょう♪

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